PTZカメラの自動追尾(追跡リンク)の設定方法についてご説明いたします。
PTZカメラの自動追尾機能を活用することで、動き回る人物や車両に対してカメラが自動でレンズを旋回させ、
追尾しながら撮影を行います。
この機能を導入することで、防犯対策や警備業務の効率化を図ることが可能です。
なお、本設定ガイドは”設定手順の一例”です。
まずは、追跡を開始するトリガー(きっかけ)となる侵入検知の範囲を設定します。
ブラウザにカメラのIPアドレスを入力し、接続します。
ユーザー名とパスワードでログインします。
『VCA設定』をクリックします。
アプリケーションの選択画面で『スマートイベント』を選択します。
『次へ』をクリックします。
『スマートイベント』をクリックします。
『侵入検知』タブをクリックし、スライドボタンを『有効化』します。
右側の画面上で、分析対象となるエリアを選択します。
※四角形の頂点は左クリックで指定します。最後は右クリックします。
検知の対象として『人物または車両、その他』を選択します。
『警戒スケジュール』タブをクリックします。
『追跡リンク』のスライドボタンを有効化します。
画面右上の『詳細設定』をクリックします。
追尾する”時間の長さ”など設定することができます。
設定後は、『保存』を押下します。
詳細パラメータでは、トラッキング設定とキャプチャ設定が利用できます。
設定後は、必ず動作確認を行うことを推奨いたします。
侵入検知を設定したエリア内に人物が入ったことを確認します。
正しく、自動追尾(追跡リンク)できることを確認します。
自動追尾による撮影には課題もあるため注意が必要です。
特定の被写体を追尾することで、シーン全体を撮影することが難しくなる場合があります。
例えば、被写体Aを撮影している場合、被写体Bが画角に入らないリスクがあります。
広角レンズとズームレンズの2つを搭載したTandemVuカメラのご利用を推奨いたします。
TandemVuカメラは、特定の被写体(人物)を追尾しながらズーム撮影すると同時に、
広角レンズでシーン全体を捉えることが可能です。
詳細は以下のURLを参照ください。
https://www.hikvisionjapan.com/solution/tsuibi/